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顧客の声を分析、コンセプトにマッチした車両デザインを選定

京王電鉄株式会社

50年先を見据えた車両開発。顧客の声をAIで分析し、デザインを検討


京王電鉄株式会社が2026年に導入する新型通勤車両「2000系」の外観および客室デザイン開発に感性AIアナリティクスをご活用いただきました。


2000系外観

「もっと、安全に、そして安心して、これからもずっと、のっていただける車両を。全ての世代に、やさしく、そして、ワクワクしてもらえる車両を」


このコンセプトの実現に向け、従来の設計部署中心から、顧客ニーズを深掘りする新たなアプローチへの転換を行いました。


幅広い世代のお客さまや多様な部署の社員の声から得られたニーズ分析を行い、デザイン選定を行うプロジェクトです。




顧客のアンケートをテキストマイニングで分析


京王線利用者を対象に座席や吊り革の使い心地についてアンケート調査を実施。


約1,300人からの自由記述を含む回答結果を「テキストマイニング」機能で単語の出現頻度などから分析することで今回のコンセプトにマッチする車両設備を検討しました。


顧客のニーズをもとに社内検証を行い、外観と内装のデザインを複数案作成しました。



感性AIアナリティクス活用の流れ


コンセプトにマッチする車両デザインを印象評価して選定


顧客が車両デザインを見た時、どのような印象を抱くかを感性AIアナリティクスで分析。3つの案のうち、最もコンセプトとマッチしたデザインが選定されました。


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車両前面、側面ともに円をモチーフにしたラウンド型とすることで、多くの人が優しさを感じ、安心できる車両を表現しました。


また、内装も同様にラウンド形をモチーフとし、心を落ち着かせるナチュラルな空間を演出します。







京王電鉄株式会社 車両電気部 車両計画改良担当 大川晶様より


今回、新造車両を企画・製作するにあたっては、お客様や社会から求められる新しいニーズを把握し、車両設計やデザインに反映していくために、お客様や車両部門以外の多くの社員にご協力をいただきながらの検討にチャレンジしました。


感性AI様の分析や感性AIアナリティクスは、その過程で得られた多くのデータやデザイン案を、より深く、そして説得力をもって解釈する心強いツールとなりました。


お客様のニーズがより多様化・高度化する中で、感性を軸としたAI分析には、お客様自身も言葉に言い表しきれない視覚や触覚のニーズに応えていくことのできる大きな可能性を感じています。


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