パッケージデザインの課題をAIで解決
更新日:9月12日
パッケージデザインの重要性
パッケージデザインは、商品の第一印象であり、魅力的なデザインにすることで顧客の注意を引くことで商品に興味を持ってもらうことが出来ます。また、パッケージデザインは商品のコンセプトを端的に伝える役割もあり、そこから顧客は商品の中身やそのベネフィットを想像する為、商品コンセプトと一致させることがとても重要となります。
パッケージデザイン評価の課題
このような、商品提供において重要となるパッケージデザインですが、そのパッケージから伝わるイメージや第一印象が魅力的かどうかを定量的に把握するためには、調査会社に依頼をして時間・費用をかけて消費者アンケートを取っていく必要があります。しかし、この方法では費用のかけられないブランドが出てきてしまったり、結果が戻ってくるまでに数カ月かかってしまうために開発サイクルに組み込めない等様々な課題感があります。
一方、勘などで決めてしまうとそのチームの属性(若い方が多い、女性が多い等)によってターゲットとの感覚のずれが生じてしまう恐れや、そもそも少人数の感覚では市場に多くいるターゲットに一番刺さるものをしっかりと決められない恐れもあります。
パッケージデザインを定量的に分析するAI
そこで、感性AIでは、パッケージデザインの消費者イメージを大量に学習したAIによって、ご自身のPC上で瞬時に定量的にパッケージデザインを評価できる支援をさせて頂いております。今回は、その手順について、どのようにパッケージ評価を行っていくのかをご紹介したいと思います。
評価手順
手順① まずはこちらの画面で「画像を追加」を選んでいただくと、画像ファイルをアップロードすることが出来るので、評価したい画像をアップロードします。
今回はこちらのパッケージデザイン3つを比較したかったので、1枚ずつにトリミングし、評価したい画像3枚をアップロードしました。
手順② 画像が準備出来たら、評価するセグメントを選択します。セグメントは、性別、年代、性年代から選択することが可能で、全員を対象にすることも可能です。そして、「評価する」をクリックします。
分析の方法はたったこれだけです!とっても簡単ですね。
評価結果
それでは、評価結果がどのように出力されるのか、詳しく確認していきましょう。結果として確認できるのは、①総合評価、②ご自身で着目したい項目によるレーダーチャートの作成、③与える印象のランキング④感性尺度43尺度分の定量評価結果、の4つになります。
まず、総合評価を確認してきましょう。総合評価では「好意度」「共感性」「インパクト」「品質感」の4項目を確認することが可能です。今回のパッケージデザインでは、真ん中の黄色いパッケージデザイン(パッケージデザイン2)が、好意度、共感性、インパクト、品質感の4項目すべてにおいて最も高い結果ですが、3つの結果には大きく差がないということが分かります。