【2025年流行語大賞を感性AIで分析】はやりの裏には「音の印象」と「話題性」?
- 11 時間前
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2025年の新語・流行語大賞が発表されて早3か月。
「ミャクミャク」「国宝(観た)」などがランクインしましたね。
今回はこれらのフレーズがなぜ新語・流行語大賞にランクイン・ノミネートされたのか、自社ツール感性AIアナリティクスを用いて、流行語が持つ「感性価値」と「拡散のメカニズム」の観点から考えていきたいと思います。
マーケティングや商品企画のヒントになれば幸いです。
※1 消費者の購買行動や意思決定の背景にある動機など
今回ピックアップするするフレーズは下の3つです。
働いて働いて働いて働いて働いて働いてまいります/女性首相
エッホエッホ
古古古米
働いて働いて働いて働いて働いて働いてまいります/女性首相
こちらは高市早苗首相がスピーチで使ったフレーズですね。
感性AIアナリティクスを使って、フレーズの印象評価をすると 規則的な・安心感のある・シンプルな イメージを持つとわかります(※2)。
堅実かつ意思が伝わりやすいシンプルなフレーズであり、国民の共感を呼んだため新語・流行語大賞にランクインしたのではないでしょうか。
※2 「働いて働いて働いて働いて働いて働いてまいります」の印象を調べました。「/女性首相」は除外

エッホエッホ
エッホエッホはネットミームとなった言葉ですね。メンフクロウのヒナが走る写真に「エッホエッホ」とつけて投稿されたことからミームとして人気になりました。
「エッホエッホ」の音の響きに対する印象評価をすると、鈍い・やわらかい・素朴な イメージを持つとわかります。
メンフクロウヒナの一生懸命ですが、どこかゆるさがあるトーンが「エッホエッホ」と合い、共感につながって流行語に選ばれたのではないでしょうか。

古古古米
「古古古米(こここまい)」とは収穫から3年以上経過したお米を指します。こちらは令和の米騒動や価格高騰により、店頭で収穫してから年数が経過したお米が並んだことで話題となりました。
「古古古米(こここまい)」音の響きに対する印象評価をすると 印象の強い などの数値が大きいとわかります。

また「こまい」「ここまい」「こここまい」の音の響きに対する印象を比べると、明るい・良い・好きななどの好意度を表す印象で「こここまい」の数値がいちばん高い結果となりました。
「こまい」や「ここまい」も店頭に並びましたが、これらではなく「こここまい」が流行語に選ばれた理由は、好意度が高く、聞いた人の心をつかむトーンのフレーズだったことが理由の一つかもしれません。消費者にポジティブな感情を持ってもらえるかという観点は、新商品のネーミングの参考になりますね。

新語・流行語はニュースで多く使用された単語ではない?
では新語・流行語に選ばれたフレーズは世間で多く使われたのでしょうか?「働いて働いて働いて働いて働いて働いてまいります/女性首相」をもとに考えてみます。
実際にニュースで使われたか調べるには、感性AIアナリティクスのニュース分析機能が役立ちます。
総裁選が実施された日が10月4日であるため10月の特徴語スコア(※3)を見てみます。
そうすると「首相指名・高市早苗」などはランクインしていますが「働いて働いて働いて働いて働いて働いてまいります/女性首相」はランクインしていません。
※3 特徴語スコア:ニュースでの出現回数がどれだけ多くなったかの指標。スコアが高いほど重要な単語です

ニュース記事に使われた単語の関係を細かく確認できる単語ネットワークの図を見ても「働いて」などの単語はありませんでした。

11月・12月には特徴語スコアでも「働いて」などはランクインしておらず、単語ネットワーク図でも「高市」「首相」などは見られますが「働いて」はありません。


この結果から、新語・流行語大賞に選ばれるフレーズは、そのフレーズ自体が多く使われたというより、そのフレーズが使われた話題自体が、大きな影響を与えたことが考えられます。
大きな影響を与えた話題の中で、共感やインパクトを生んだフレーズが選ばれているのではないでしょうか。
おわりに
いかがだったでしょうか?
今回はなぜ流行語がはやったのか、流行語の印象やニュース記事で使われた単語の定量分析を通して消費者インサイトを推測することで考えてみました。2025年はいろいろな話題があった年でしたね。
2026年もよい年にしましょう!
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