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シズル感とは?五感から伝わる臨場感

更新日:4月19日

マーケティングにおいて重要と言われるシズル感。みなさんはこのシズル感についてご存知でしょうか?今回は、購買意欲を掻き立てることに利用されるシズル感について、そもそもの定義や利用方法について確認していきたいと思います。




シズル感とは?


シズル感とは、食品や料理を中心に、宣伝の際に美味しさや購買欲を引き立てる瑞々しさを表現し、五感を刺激する手法です。例えば、じゅわっと肉汁があふれるハンバーガー。熱々でトロトロのチーズが特徴のピザなど、様々な場面で使われております。

このシズル感は、肉を焼くときの「ジュージュー」という擬音語を英語でsizzelと表現することがから、アメリカの営業コンサルタントのエルマー・ホイラーによって提唱されました。今では食べ物に限らず、商品やサービスの臨場感を伝える意味で用いられています。



じゅーじゅー


このように、購買意欲を掻き立てるには、その商品やサービスの臨場感を伝えることが重要です。その際に、五感を刺激するシズル感が役立ちます。



聴覚


聴覚から伝えられる臨場感は、様々な場面が考えられます。例えばお肉を焼くときの「ジュージュー」「じゅわー」という音や、揚げ物をしているときの油が弾ける音や切ったときのサクサク感。ビールのプルタブをあける音や、グラスに注ぐ音。そして食品だけでなく、車が停まるときの「キュッと」「スッと」「グッと」というタイヤの音の違いからその効能を適切に伝えたりすることも可能です。このような音を効果的に盛り込み使い分けていく事によって、より商品のイメージやコンセプトを伝えることが可能になります。




触覚



つるつる


肌触りや質感が重要になる商品では触覚のシズル感に訴えることが出来ます。例えば、ヘアケア剤による髪のさわり心地の良さを表現する場合、「つやつや」や「さらさら」などといった表現を用います。この「つやつや」と「さらさら」では伝わる印象は異なり、「つやつや」は上品で明るく若々しい印象、「さらさら」は繊細で抵抗力のない指通りの良さが伝わります。


「つやつや」と「さらさら」の印象の違いについて解説したブログはこちら

若者向けはつやつやちゅるん!?データに基づく髪の質感の言葉選び


慣用的な表現だけでここまで印象が変わりますが、それ以外にも最近では「ちゅやちゅや」「とぅるとぅる」などの表現も用いられていますね。このように、その商品の良さを上手に伝える表現によって、実際に使っている感覚を伝えることが可能となります。



味覚・食感



もちもち


味覚や食感に訴える販促方法については、例えば、「もちもち」や「もっちり」といった表現を用いながらドーナツなどを美味しそうに食べているシーンを流すことでその食感がよりリアルに感じられます。このときの「もちもち」や「もっちり」といった言葉も、先程のヘアケア剤による髪の質感と同じように様々な表現が考えられ「もっちもち」「もちもちもちっと」など商品の特徴や伝えたいベネフィットによって使い分けることが重要となります。



嗅覚



お花畑


衣服用の柔軟剤やトイレの芳香剤など、嗅覚に訴える商品も様々あると思います。こんな時もその商品をリアルに使っている臨場感を届けることが重要ですが、そこで役立つのはそのベネフットを得られた際の感情を表すシーンを用いることです。例えば、フローラルな香りを伝えたいのであればお花畑のイメージを用いたり、高級感のある香りを伝えたいのであればホテルのロビーのイメージを用いたりすることで、その感覚がより臨場感をもって伝えることが出来ます。



視覚



とろとろ


視覚では、商品の多くの良さを伝えることが可能です。例えば、ピザのチーズが伸びている写真から、出来立て熱々で伸びているチーズが美味しそう!と食欲をそそることが可能です。このように、動きや温度感、実際の飲食・利用イメージなど、多くの情報から臨場感を伝えることが可能です。






いかがでしたでしょうか?今回お伝えしたシズル感以外にも、様々な言葉や表現によってそのサービスの臨場感や実物感を伝えていく工夫が行なえます。商品やサービスの販売戦略を考える際に、シズル感を意識することで、より顧客にその良さやコンセプトを上手に伝えていきましょう。


さらに、感性AIでは言葉から伝わる印象について、定量的に瞬時に可視化するAIによって販売促進のサポートをしています。ぜひこちらも合わせてご覧ください。




 


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