効果的なブランドイメージ形成に必要な要素とは
更新日:9月12日
適切かつ効果的なブランドイメージをつくるためにはどうしたら良いのでしょうか?
ポイントは2つあり、まずは「ブランド認知」、つまりブランドを知ってもらうことが重要です。そして2つ目は「ブランド連想」です。そのブランドを見聞きした時に良い印象を連想出来るか、そして、世の中の色々なものを見聞きした時に他社ブランドではなく自社ブランドを連想してもらえるかがキーとなってきます。
連想がブランドイメージの形成において重要となる理由を、少し掘り下げて考えてみましょう。その際、人間の脳の記憶の仕組みを理解すると分かりやすいので、まずは記憶の仕組みについて考えてみます。
人間の脳の記憶の仕組み
人間には五感がありますが、これらは外部の刺激を感覚受容器で受け、電気信号として脳に送ります。これを脳で知覚し、記憶と結びつけて認知し、さらに感情として処理されます。例えば、花を見たときに感覚受容器である網膜に刺激が与えられます。そして脳にたどり着き形や色を識別、その後記憶と紐づけることでコスモスとして認知することが出来ます。その後、感情としてきれいだなと感じることが出来るわけです。
この一連の流れで重要なのが記憶です。記憶には脳が入力された情報を受け取る「記銘」、その内容を保つ「保持」、必要に応じて呼び出す「想起」という働きがあり、これらが上手く連鎖することにより機能しています。
記憶と連想
そして、人間は何かを記憶するときに、無意識に「関連し合あうもの同士を網の目のように結びつける」機能を備えています。
例えば、クマのぬいぐるみを見た時。そのクマの商品自体は初めて見たとしても、ぬいぐるみや可愛いものは過去に見たことがある人がほとんどだと思います。このように過去にぬいぐるみや可愛いものを見たときの記憶と紐づけて、新しいクマのぬいぐるみの記憶を格納します。
また、記憶から引き出すときも同様で、記憶に分散的に蓄積された情報を、部分的な手掛かりをもとにしてつなぎ合わせ、必要な情報を関連づけて読み出します。例えば、女の子にプレゼントを渡したいとき、「プレゼント」「女の子」に紐づく記憶が連鎖しながら読み戻され、「あのクマのぬいぐるみ可愛かったな、あれを贈ろう!」という形で思い出されます。
もし連想がなされない、つまり過去に記憶と紐づかない場合、記憶されにくく、想起されにくくなってしまいますね。記憶に入れるときも出すときも、「連想」によってその力が強くなるのです。
これは、ブランドの連想においても同じです。ブランドの連想で想起されたイメージに共感・好感をもつ消費者は、購入を継続的に繰り返すと考えられます。
では、実際にブランドの連想を効果的に作っていくためにはどうしたら良いのでしょうか?実践方法については、こちらの動画で解説しております。感性AIのCEOである秋山が丁寧に分かりやすくお伝えしておりますので、是非ご覧ください。
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