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ブランド価値とは ー4つの製品価値ー|感性AIコラム

更新日:10月19日


ブランドの価値

第5回 ブランド価値とは -4つの製品価値-


ブランドは身近な存在ではありますが

意外とその概念や定義をしっかりと把握されている方は少ないのではないでしょうか?

そこで、今後5回に渡ってブランドについて考えを深めて行きたいと思います。




 第1回 ブランドとは?

 第2回 ブランディングとは?

 第3回 強いブランドの構築方法(Keller:ブランド・ビルディング・ブロックの構築)

 第4回 ブランドの価値とは①(Aaker:機能的便益、情緒的便益、自己表現的便益)

 第5回 ブランドの価値とは②(和田教授:基本価値、便宜価値、感覚価値、観念価値)




前回の第4回では、Aakerが定義するブランドのもたらす3つの便益から、

ブランドの価値には機能的価値情緒的価値自己表現的価値

存在すると考えられました。


では、他の研究者によってブランドの価値はどのように定義されているでしょうか。

今回は慶應義塾大学名誉教授である和田充夫先生による定義を確認していきます。



和田先生は、製品価値を

基本価値便宜価値感覚価値観念価値として

4つに分類定義しています。


4つの製品価値である基本価値、便宜価値、感覚価値、観念価値


基本価値とは、

時計ならば正確に時を刻むといったように

製品として成り立つための価値。


便宜価値は、

掃除機のコードをコードレスにするといったように、

消費者に便宜性をもたらすような価値。


感覚価値は、

ロゴやパッケージによって商品の魅力を五感に訴えかけたり、

楽しさを与える価値。


観念価値は、

キャラクターがCMでカッコよく振る舞うシーンによって

購買意欲を掻き立てる等といった品質・機能以外のストーリーを付加する価値。


和田先生はこのように定義した上で、

基本価値と便宜価値を製品そのものが持つ製品力

そして感覚価値と観念価値は製品力を超えた付加価値であるブランド価値としています。


つまり、

製品自体の機能は同じなのに「何故か好き」と感じる源は、

プラスアルファの付加価値である感覚価値や観念価値から

感じられるものであると考えられます。




和田先生は感覚価値や観念価値を

付加価値としてのブランド価値と位置づけていますが、

第4回ではAakerによっても機能的便益より

情緒的便益や自己表現便益が重視されていました。


このように、

どの学者によっても大局的に2つの価値である

機能的価値情緒価値や感性価値の存在が認められ、

後者が重視されていると考えられます。




感性AIでも商品やサービスの価値を、

高機能性、高信頼性、合理的価格といった製品が持ちうる基本的な価値と、

このような従来の価値を超えた、

五感を通して消費者の潜在意識や感性に働きかけ、

感動や共感を呼び起こす感性価値が存在すると考えています。


そして、この感性価値が商品の価値を最大化し、

競合との差別化を図る上で大変重要なものと捉えています。





感性AIは、このような感性価値向上にAI技術で寄与することで、HAPPINESSを実感できる社会を目指しています。個別でのコンサルティングや、開発APIの連携も行っております。お役立ちできることがありましたら、お気軽にお問い合わせください。




マーケティングにおけるブランド価値と感性価値


ブランド価値に関しては、

こちらの資料でも解説をしています。

合わせてご確認ください。









参考:和田充夫 (1997) 「マーケティング基礎概念としてのブランド」 青木幸弘・小川弘輔・亀井昭宏・田中洋編著『最新ブランド・マネジメント体系』日経広告研究所, 59-72. 和田充夫 (2002) 『ブランド価値共創』同文館出版.


 

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