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ネーミングの印象評価を瞬時に行うAI|坂本真樹教授の商品開発ネーミング講座【第4回】

  • 管理者 感性AI
  • 2020年6月11日
  • 読了時間: 3分

更新日:7月11日


ネーミングの定量評価を瞬時に行うAI



私の研究室で開発した感性評価システムは、感性AI株式会社で進化して"Hapina"というAIになり、このAIを用いて、商品名を評価する"感性AIアナリティクス"というサービスも生まれています。



ネーミングの印象を定量評価する感性AIアナリティクス



電気通信大学坂本研究室で開発したネーミング定量評価AIの第1号


このAIの前身であるシステムの第1号は、実は、音響学会論文誌を調べて選んだ、

音の特徴を評価するために使われる15種類の形容詞対で、 言葉の音の印象を評価するシステムでした。

電気通信大学で開発した音を評価するシステムのイメージ

例えば、有名映画に出てくる「ぽにょ」という女の子の名前を入力してみると、

「滑らかな」「快い」「やわらかい」「丸みのある」「潤いのある」という項目が大きい数値となる音であることがわかります。

この結果からわかる面白さは、「ぽにょ」が、水の中から生まれた丸いかわいらしい子だという、五感・感性的印象を評価しているようにみえることです。

名前の音の印象と、この女の子の全体的印象が一致したからこそ、

主題歌の歌詞にまでなり、みんなが口ずさみ愛されたのではないかと思うわけです。



ネーミングの印象評価AIへと進化


つまり、このシステムは、 商品名の音の響きが手触りや、見た目や、味覚など、訴求したい五感印象と

ネーミングが一致しているかどうかをチェックするのに使えるのです。 そのことに気が付いて、システムの評価尺度を視覚、触覚、好き嫌いや高級感など、 より高次の感性評価尺度にまで増やしたのが、こちらのシステムです。


ネーミングの音を評価する感性評価AIのイメージ

その後も進化し続け、

商品名の感性評価サービス"感性AIアナリティクス"が生まれました。 みなさんにもぜひ、試していただきたいです!



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電気通信大学副学長坂本真樹

この記事を書いた人

感性AI株式会社COO 坂本 真樹

1998年東京大学言語情報科学専攻博士課程修了(博士学術)東京大学助手を経て、2000年電気通信大学着任、2015年教授.2020年副学長.人工知能先端研究センター副センター長.人工知能学会理事・広告学会評議員など歴任.日本学術会議連携会員.




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